■ 保寿院の開山と歴史

開山果山正位禅師坐像
 保壽院(ほじゅいん)は臨済宗南禅寺派の禅宗寺院です。 虎渓山永保寺の塔頭(たっちゅう)寺院の一つで、 虎渓山登僊嶺(とうせんれい)保壽院と正称します。 塔頭寺院とは大寺の寺域内に在って本寺を補佐する子(支)院のことです。 保壽院は永保寺の塔頭寺院の中で最も古く、永保寺の第三世である果山正位(かさんしょうい)禅師によって1341年(暦応4年)に創建されました。 果山正位禅師は仏徳禅師の直弟子で、後に永保寺第三世となられました。


開山堂内部
 保壽院は永保寺が開かれてより600余年の間、他の塔頭寺院と共に虎渓山の護持に当たってきました。 天文23年(1554年)の雪庭永立禅師(保寿院12世・永保寺14世)までは虎渓山(永保寺)住職を兼ねており、 歴代住職の中には天龍寺(4世)、円覚寺(5世)、南禅寺(6世・19世・20世)など、中央の大寺に招かれた高僧を多く輩出しています。